ウイルス対策ソフトウェア

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ウイルス対策(アンチウイルス)ソフトは必ずどれかをいれる

アンチウイルスソフトは、無償・有償問わず多くの種類があります。性能も色々です。どれを選んでよいのかわからない、という方もありますが、大きなポイントは

  • どれか一つ、必ず入れておく
  • 入れたアンチウイルスソフトは、必ず最新版にしておく

という点です。最低でも、Windows標準のWindows Defenderは有効にしておいて下さい。(Windows10では、他のセキュリティソフトが無ければ、意図的に外さない限り有効になります)
入れないという選択肢はありませんので、必ずどれかを有効にしておいて下さい。

Macは入れなくて大丈夫? → いえ、必要です。

Macはウイルスが無いから大丈夫、なんていわれた時代もありました。が、実際はあります。確かに、Windowsと比べてシェアも少ないため、ウイルスを制作する悪意のある商売をする側からしたら、数が少ない=儲からない、というわけで目立たなかったのが実情。しかし、2000年以降は、MacBookやiMacなど人気モデルが多く登場し、ウイルス感染の危険性は大きく増えました。
Windowsの感染率と比べたら格段に低いのは特徴ですが、感染する時はしますし、自分が感染しなくても、ウイルスまじりのメールやファイルを「他の人に経由」してしまうというケースが起こりえます。しっかり対策すべきです。

代表的なアンチウイルスソフトウェアの紹介

Windows標準で無償利用できるソフトウェア(2018年10月現在)

  • Windows Defender(Windows8や10に標準付属版)
    ★★★☆☆
    下記のMicrosoft Security Essentialsと統合されました。基本的な機能はおおむね同じで、無償で利用できます。
  • Microsoft Security Essentials(Windows7で無償利用可能)
    ★★☆☆☆
    Microsoftのサイトから無償でダウンロードできます。Windows7で利用でき、それ以降は上記の通りWindows Defenderに統合されました。
  • Windows Defender(WindowsVistaや7に標準付属版)
    ☆☆☆☆☆
    Vistaや7版のWindows Defenderはアンチウイルス機能を持っていないため、区別が必要です。なので評価対象外です。

代表的な有償のソフトウェア(2018年10月現在)

  • Norton(ノートン)
    ★★★★☆
    アメリカ産のセキュリティソフト。インターネット黎明期の2000年に最初のバージョンが発売された、老舗セキュリティソフト。世界的なシェアもトップクラス。ウイルスバスターと共に比較されるソフト。Mac版あり。
  • ウイルスバスター
    ★★★★☆
    アメリカで創業されたトレンドマイクロ社が発売。現在は本社が日本の東京にあるため、日本企業と思われることも多いが、海外資本の比率が30%以上となっている多国籍資本企業である。(平成30年10月現在)1991年に最初のバージョンが発売された、古参セキュリティソフトの一角。ノートンと共に比較されるソフト。Mac版あり。
    NTTのフレッツ光系の契約をすると、1ライセンス分付属してくるものもあります。
  • McAfee(マカフィー)
    ★★★☆☆
    老舗ソフトで、メーカー製PCを購入すると1年分ついてくるケースが比較的多いようです。
    有償版と無償版があり、簡易の無償版は、他のセキュリティソフトが入っていても気がついたら勝手にインストールされているなんていうケースもあるので、その点は十分注意が必要でしょう。
  • Eset Smart Security(イーセット・スマートセキュリティ)
    ★★★★☆
    スロバキア産のセキュリティソフト。動作が軽いことで定評があります。日本ではCANONグループのキヤノンITソリューションズが販売代理店を行なっています。会社は1992年に創業ですが、創業者が個人時代の1987年に開発したNOD(エヌオーディー)というソフトが前身。Mac版あり。
  • Kasperskyカスペルスキー
    ★★★★☆
    ロシア産のセキュリティソフト。1997年にスタート。セキュリティ強度が高いことで評価が高めです。Mac版あり。
  • ウイルスセキュリティ(またはZEROウイルスセキュリティ)
    ★★☆☆☆
    インド産のセキュリティソフト。一旦購入すると、そのバージョンのOSが終了するまで無期限で使えるかたちで、2003年に発売。格安セキュリティソフトとして評判になったセキュリティソフトですが、評価はあまり高くありません。
    ZEROシリーズの上位版でZEROスーパーセキュリティというソフトもありますが、中身は全く別物で、そちらはルーマニア産のビットディフェンダーというソフトをベースにしています。

その他無償セキュリティソフト(2018年10月現在)

  • Kingsoft Internet Security
    ★☆☆☆☆
    中国産無償ソフトウェア。有償版もある。あまりおすすめはしていません。
  • Avast Antivirus
    ★☆☆☆☆
    チェコ産無償ソフトウェア。有償版もある。2000年代前半は人気であった。弊社でも、セキュリティにお金をかけたくない人向けにおすすめした時期もありました。しかし、Windows8や10などで、Windows Defenderが標準になった今では、あえて選択しなくても良いかと考えられます。
  • AVG
    ★☆☆☆☆
    チェコ産無償ソフトウェア。有償版もある。Avastと同様で、現在ではあまりおすすめはしていません。好き好きです。

※以上のすべての情報は、弊社が使用した経験を踏まえた弊社独自の見解です。新しいセキュリティ対策ソフトウェアも登場しますし、同じソフトウェアでも、時期により性能の善し悪しがあります。その為、どれがベスト、というものはありませんので、それぞれの判断で情報の利用をお願いします。

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