セキュリティソフトの複数利用のメリット

セキュリティソフトの複数利用のメリット

パソコンが多い場合は、ウイルス対策・セキュリティソフトは複数利用もある意味効果的

本来、PC端末の管理の管理の都合上でいえば、すべてのPCに、同じセキュリティソフトの方が理想的です。

しかし、セキュリティリスクの分散の上では、そうとも限りません。面倒でも、複数利用が効果的と考えています。それを確信したのは、2005年のトレンドマイクロの事件でした。

出展:Wikipedia ウイルスバスターの項

2005年(平成17年)4月23日 7時33分から以下の製品向けとして配布された「ウイルスパターンファイル2.594.00」に問題があり、WindowsXP SP2など特定のWindows環境で適用し再起動すると、CPU使用率が100%となりPCの動作が極端に遅くなる不具合を生じさせた。
【中略】
また、この問題はWindowsの起動時にコンピュータが停止状態に陥ってしまうケースが多く、また情報の提供や問題修復ツールの配布はインターネットを中心に行われていたことから、情報を必要とする利用者に十分提供できなかったという側面もあった。

全社ウイルスバスターで統一していた個人事業者・法人から当時多くの問い合わせを頂いたことを覚えています。

弊社では早い段階から、社内で10台数あるPCに、とあるグループにはA社のソフト、別のグループにはB社のソフトを採用し、さらにトレンドマイクロも一台だけ採用していました。3社併用です。そのため、この時に不具合が発生したのは1台で済んだのです。

パソコンが一台だけ、という個人や個人事業者においては致し方ありませんが、2台以上ある場合は、それぞれのセキュリティ対策ソフトを変えるというのは、保険的な意味合いで考えでもぜひ、おすすめしたいところです。

複数利用は、あらゆるケースのセキュリティ問題の検出に対応できる可能性が高まる

上記は、メーカーが不具合のある対応をしてしまったケースですが、その他にも、セキュリティソフトの性能の特徴によって、セキュリティ問題を検出できるケース、出来ないケースもあり、そんな時に複数利用が役に立つことがあります。

※なお、ここで「セキュリティソフトの優劣」ではなく「特徴」と書いたのは、A社は前回検出したが、今回検出が出来なかった、B社は前回検出が出来なかったが今回は検出した、など、一概に優劣では判断できず、その時々で異なるためです。

総合的なセキュリティソフトは、ウイルスメール、迷惑メール対策はもとより、フィッシングサイトの検出、ファイヤーウォール機能が統合されているものが多くあります。

例えば、とあるホームページを閲覧した際に、A社のソフトではフィッシングサイトや改ざんサイトであるという警告が検出されなかったが、B社のソフトでは検出されたのです。

これを実感したのは2009年頃に流行し始めた、Gumblar(ガンブラー)というWebサイトを改ざんするウイルスが流行した時です。

出典:Wikipedia Gumblarの項

Gumblar(ガンブラー)とは「Webサイト改ざん」と「Web感染型ウイルス(Webサイトを閲覧するだけで感染するウイルス)」を組み合わせて、多数のパソコンをウイルスに感染させようとする攻撃手法(手口)のことである。同攻撃に関連するマルウェアを指す意味でも多用されるが、どの範囲のマルウェアを指すのかはメディアによって様々である。Gumblarによって、国内外でWebサイトの改ざん被害が相次いでいる。

ウイルス対応ソフトが1社だけであったら、気づかずに感染が拡大してしまったり、または、改ざん被害にあったお客様の対応ができずに居た可能性もあり、想像するだけでゾッとします。

以上の事から、セキュリティ対策については、複数のソフト利用が推奨と言えます。

セキュリティカテゴリの最新記事